NONA REEVES 「SWEET REACTION」

今日からぼちぼち地味にいろんなアルバムを自分なりに取り上げていきたいと思います。

高2ぐらいの時にも実は一度やっていて(すぐやめた)、その時の1発目のレビューがNONA REEVESの「DESTINY」だったんですけど今読み返すとまあこれがひどい。読んでいて恥ずかしいぐらい。

というわけでそのリベンジ?的なものとしてこのアルバムをレビューしてみたいと思います。

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2003年発売、彼らの5枚目のアルバムとなった今作。もうこの頃ってバンド結成10周年だったのね。

この時期になるとかなりバンドサウンドと打ち込みの使い分けが絶妙なバランスになってきた感じで、かなりお洒落な感じが増してきてると思う。

疾走ロックナンバー「数学教師」からブランク無しでYOU THE ROCK☆との久しぶりのコラボ「チェンジン」に繋がる流れでまずやられる。楽しそうなPVも見所です。

https://youtu.be/pws0DZIVcBI

5曲目「スウィートネス」や7曲目「デニーズ・ガール」、10曲目の「ブルー」らへんは丁寧なバンドサウンドと綺麗なメロディが非常にうまく溶け合ってて聴いてて気持ちがいい。

ジャケットに引っ張られてるからかもしれないけどすごい今作は海のイメージがするなあ。

夜の高速で聴きたくなるようなクールな8曲目「イッツ・ア・ニュー・デイ」からCymbals土岐麻子氏を迎えた9曲目「イージーラブ」への流れは今作のハイライト!1stとかと比べるとサウンドがかなり洗練されてきていることが分かるはず。

ここらへんの時期は有名な曲が多い「DESTINY」期や再び人気が出てきた「POP STATION」辺りに比べるとちょっと地味な感じはあるけど、物凄く丁寧に作られていて聴いてて気持ちいい。最高傑作にこれを挙げる人も少なくなかったりする。

この後彼らは更に独自の色を強めていく訳だけど、過渡期的なこのアルバムもかなり面白いので聴いてみてください。

SWEET REACTION

SWEET REACTION